経営理念

HOME > トップメッセージ > マンスリーレポート

マンスリーレポート

2012年12月

「ホテルを通じたコミュニティづくり」の強化

 

今年もあとわずかになりました!
今年はホロニックホテルズを設立し、九州でのホテル展開が開始されました!
ホロニックはセトレをはじめとした「自社ブランド」の構築とその業態を磨いていくことを戦略として掲げてきました!
コミュニティとしてのホテルを業(なりわい)として、業界の変革や新しい社会創りに貢献していきたいと思い奔走しております!
ホテルがいわゆる社会から必要とされる、その地域に欠かせない「インフラ」になること、
インフラというと、まさに公園、病院、学校、電車などの交通網といったものですが、人の生活に欠かせない役割を果たしていけるようなホテルを目指すことが大事だと思っています!
ホテルはかつて「不要不急産業」と言われていました!
いわゆる「特段今、人に必要とされるものでなく、贅沢品!」ということでした!
しかしそのような存在であったからこそこれまで、人、特に日本人は「豊かな生活」を求めて成長を続けてこれたのではないかと思うのです!
しかし今や1億総中流といわれるように、国民のほとんどが、豊かな生活、またそこそこの生活がおくれるような社会になっています!
そんな社会の変遷とともに、人の生活意識や生活感度も変わってきますから、当然「ホテル業」の存在意義も変わってくるのは当然です!
「ホテル業=観光産業」とイメージされるように、これから外国人の日本の流入は確実に増えてくるとされている社会にとっては、「ホテルという受け皿(ハコ)」は重要な装置になると思われます。
観光大国フランスの海外からの年間入国者数は8000万人、いくら地続きと言えども日本の800万人の10倍にも及ぶその差は異常です!
日本食が世界遺産に登録されようとしている今、また世界のどの国よりも治安が安全で安心と言われる国に外国旅行者が魅力を感じない訳がありません!
従って、これから隣国の中国含めた成長著しいアジア諸国の人々が流入してくる可能性は誰が見ても明らか
そういった意味で観光産業、そして宿泊産業は“斜陽産業ではない!”・・かとは思います!
しかしながら、私たちホロニックは、そんな予想出来る顧客である外国人を“あて”にするのはあえて避けて、すなわち、“目に見えない顧客を空中戦で奪い合う戦いをする前に”、まず目の前にいるお客様を大事にしていこう、私たちのいる地域を魅力的にしていこう、自分達のホテル、自分達の地域、そこにかかわる身近な人々が、「やりがい、いきがい、働きがい」をもって生活することが出来るようにしよう!
そこに軸足を向けたいと思っております!!!
そしてもちろん、そのような人たちに溢れた地域であればそれは自ずと「魅力的な人たちで構成される、魅力的な場所(地域)」になります!
すると必然的に外からも人が集まってくることでしょう!
類は友を呼ぶとはよく言ったもので、「元気な人に元気な人たちが集まってきます」し「儲かっている人に儲け話が舞い込みます(逆にいえば、貧相な人(会社)へ、注文しようとする人(会社)がいないように・・・)
なので、内から湧き出す魅力を育てていく、醸成していくことがとても大切だと思います!
その大きなキーワードが「コミュニティ」という言葉や概念に集約されると思うのです!
コミュニティという言葉はこれまでも社内外に対して散々発信してきていますが、もっとも簡単な表現をするならば・・・・
「つながり創り」「お仲間づくり」なのだと思っています
人と人、人と場所(会社や地域)、人と場面(趣味や目的、テーマなど)そんな関係性(つながり)をつくっていくことがまさにコミュニティなのだと思います!
私たちの現場においてはまさに「お客様との関係性」に加え「お客様同士の関係性」を築くこと
それはまさにもっとも簡単な言葉でいえば「顧客の創造」に他なりません!
それを改めて目標に掲げ社会に必要とされるホロニックを目指していきたいと考えております!
さて下記からは来年に向けた抱負も踏まえ、業界紙「月刊ホテル旅館 新春号(柴田書店)」に掲載する予定の私の年頭所感になります!
私たちが現場で培っていること、そして育てている経営資源(ノウハウ、ナレッジなど)をさらにもっと深めていくとともに、それをツール(道具)やコンテンツ(武器)にして業界や地域のいわゆる集客装置産業に向けて発信していきたいと思っています!
ノウハウビジネスというと大変まだまだ私たちにとってはおこがましいかもしれませんが、それでも日々みなさんたちが汗流して出している成果はそれはとっても尊いものであります!
またそれが仮に失敗であっても、長い目で見れば、あるいは大きな目線でとらえればそれは大いなる「実験」なのだと思います!
そんな実験を私たちはまさに顧客創造という大義の元で体現しているのです!
それはいまさらながら素晴らしいことだと思います!
それを今までより少し発信を増やしていきたいと考えています!
ぜひ一読していただきたいと思います!
*******柴田書店発行 月刊ホテル旅館1月号 発行後記事を掲載させて頂きます*******
今年もあとわずかになりましたが、来年は創業15年目に突入します!
早いものです!
企業は創業して10年で80%が消滅するといわれる昨今ですが、何とか成り立っています!
それだけノウハウも蓄積されてきています! ノウハウと言うよりもっとわかりやすく言えば「社格」
人でいえば「人格」
子供から大人になる変遷において「人格形成」がなされてきます!
それこそ成長の証でもあります!
もっとわかりやすくいうと「らしさ」
その「社格」とか「らしさ」を創っていっているのは他でもない、今このホロニックに居る皆さんです!
ホロニックのスタッフであること、そして毎日の多くの時間をそれ(会社という場)に費やしている、そこでの一挙手一投足、そこで培われているものすべてが、その会社の「らしさ」をつくっているし、積み上げているのだと思います!
そして、来年から、いや明日から、いや今日から、いや今から・・・・行動している動き、思考している考えの“ひとりひとりの、ひとつひとつ”が、すべて過不足なく「らしさ=社格」として積み上がっていくのです!
そんな当事者であるみなさんと共に、何とか今年(といってもまだ残っていますが・・・)越えられたことに感謝したいと思います!
来年は今年を超える年に出来るよう期待と祈願をして、人間の御年でいえば高校入学です!
ぼちぼちそれなりの「格」が出始める頃を皆さんで共に迎えていきたいと思います!