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マンスリーレポート

2018年04月

二十歳の幕開け

21期を迎えました!満にすると19年・・・従って今年が創業20年目を迎えているホロニックです。

今年も新入社員が8名入社してきました。

新卒としては14期になります。

社員数100名ほどの中で新卒入社は4割程度になりました。

かつて、人材教育のエキスパートの方から聞いたことですが、「新卒入社の社員比率が50%を超えたら会社の体質や風土、

ないしその企業文化ががっちりしてくる…しかも地響きが鳴るくらいの勢いで音を立てて動いてくる…」と

勿論、これは中途入社の人がどうこう、ということではなく、比率の話しです。

さて、今年の入社式

私が皆さんのお伝えしたことを振り返ってみました。

私からお伝えしたいことは、2つ!

ひとつは、「バッターボックス(打席)に立つこと」

プロ野球の一流選手でもせいぜい3回に1回、ないしは4回、5回に一度しかヒットは打てません!

しかし、3回に1回でも打てたら大ヒーローです。そして打ち続けられたら伝説の選手になります。

だからといって、伝説になるような選手でも(そうでなくても)「3回に1回だけヒット打てればいい!」と思って打席に立っている選手は皆無です。

皆、必ずヒットを打つ、つまり「3回に2回は凡打で構わない」と思っている選手はいないということです。

数年前、大リーガーのイチロー選手が日米通算4000本安打の大記録を達成したときの記者会見

「4000本ヒットという大記録よりも自分としてはそのために8000回悔しい思いを積み重ねてきた・・・そのことに誇りに思います」と応えていました。

すなわち、打席に立つこと、そして立ち続けることが大事なことであるということです。

換言すると、挑戦する気持ちを持ち続けることが大事だということです。

 

それでも3回に2回…

つまりわりとどんな一流選手でも失敗するわけですが…実は

負ける(うまくいかない)確率は自分が想像しているより高い」

そして

「負ける(うまくいかない)リスクは自分が想像しているより低い」

これは野球選手に限らず、私達仕事をする人とて一緒だと思います

だから、安心して「挑戦」して欲しい、し続け欲しいです。

ホロニックは挑戦する会社です。

今から20年ほど前に何もないところから始まった会社です。

私含めて5人、ヒト・モノ・カネ…のなにひとつ充足していない環境の中での出発!

そこで考えたこと、考え続けたことは…

他(社・者)と競合したら「負けないようにする」のでなく「違うようにする」ことばかり考えていました。

決して同じ土俵に立たない、むしろ土俵をつくる、つまり新たな需要、新たな市場を生み出すことばかり考えることに腐心していました。

そしてそれが現在に至っています。

それがホロニックのDNAでもあるのです。

今年11月に奈良でセトレが開業します。

そして2年後には京都で新たなホテルをJR西日本様と一緒につくります。

前者は150年以上もの歴史ある地元の5代目の個人事業主

後者はいわずとしれた日本を代表する大企業

この全く特性の異なる2社のオーナーがホロ社に対して期待をしていただいて協業するわけですが、その理由は不思議と共通していました。

それは「ホロ社の企画力」そしてその「企業風土」です。

自分達〔同業者としても〕では考えつかないことを考え、それを事業で体現していること

そしてそれを生み出す自由で柔軟性のある風土

私はそう理解していますし実際そうおっしゃってくださっていました。

ホロ社もこの20年近い歴史の中で数々失敗しています。

それはそうです、「(他者(社)と)違う」ことをやろうとするわけです。

すなわち、「よそでやっていないこと」を志向するわけですから…

よそでやったことがないことは当然、事例や実例がないわけです。

ちなみに、“やったことのないこと”を試しにやってみるとどうなるか??

大概「必ず失敗する!」のです。

必ず失敗することから始まります、それが3回、10回、50回、100回続けていくうちにやがて当たってきます。

ちなみに私は新しいことを始めるときに「もしかしてうまくいかないかも」と思って始めることはありません。

つまり「打てないかもと思って打席に立つこと」はありません。

だけど、ほとんどが凡打です、少なくても3回に2回は凡打です。

でも、めげません!

だから、皆さんは是非打席に立ってください、そして立ち続けてください。

この心構えがとっても大事です。

安心してください!!

自分が想像しているよりも失敗したときのリスクはありませんので…

 

2つめは、「センスを磨くこと」

センスというと、元々持ち合わせている才能や感性といったイメージを持っている人が多いと思いますが、それは違います!

センスの正体は「規範」です。

まず、なりたい自分をイメージしてみてください。

憧れの誰か(こんな人になりたい!でもいいです)…その誰かがやっている立ち居振る舞い、ないしは習慣をそのままやってみることです。

ないしは

「なりたくない自分をやめる」ことです

こんな人になりたくないと思っている人の立ち居振る舞いや習慣を一切しないことです。

そう!「何をやるか、やめるかを決める」ことです。

そして

「やること(やめること)を決めて、決めたことを守る」ことです。

皆さんおそらく全員毎日歯を磨いていると思います、お風呂に入って体や頭を洗っています。

なぜでしょうか?

「汚く、臭い人」になりたくないからです、または他人から(少なくても憧れの人や好きな相手からは)絶対そう思われたくないからです。

だから、毎日確実にそうならないために起こす思考や行動の規範があるのです。

ちなみに、最近話題の「ライザップ」…

あれはよく見ていると「トレーニングしたら痩せる」のでなく「規範を守ることで痩せる」

つまり「やること(具体的なトレーニング)を決めて、決めたことを守っている」から到達出来るのです…

それをライザップは忠実に「結果にコミットする」ことをしているのです。

だから、「センスを磨くこと」は「(なりたい自分になるために)やることを決めて、決めたことを守る」ことであって、

持ち合わせている才能とか感覚的な感性でもなんでもありません。

だから皆さんもセンスを持つことなんかはある意味簡単なのです!

是非それを心構えとして持っておいて欲しいです。

打席に立つこと、立ち続けること=挑戦すること、し続けること」

「やることを決めて決めたこと守ること=センスを磨くこと」

 

ホロ社も20歳を迎えました…皆さんと同世代です。

個人、法人の違いがあるだけで、まだまだ「これから」というのは共通です。

だから、是非「この会社で何が出来るか」なんていう小さいことを思うのでなく「この会社をどうしていくのか」という視点を持って欲しいと思っています。

自分をどうしていくのかは皆が必然的に、自動的に考えていることですから、その「自分をどうしていくことが会社をどうしていくのか」

と重ね合わせられることで物凄く仕事へのやりがいがよくなってくると思います。

「いきがい、やりがい、はたらきがい」のある個人、そんな風土がある法人〔会社〕…

そんな人に溢れた社会になっていくことで、この国、また世の中がよりよくなっていくと思っています!