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マンスリーレポート

2018年05月

地域資源を企画するホテル

先月第三回ホロフェスが開催されました。

その際に発信しました内容を改めて文字に落とし、今期遂行していくことを共有したいと思います!

昨年度は闘魂塾でも「ホテル企画運営会社になるために」ということで、全社員で「企画脳強化」を掲げました。

その結果、セトレのいわゆるブランド資源であるもの

  • 景色・景観(を活かす)
  • 地域の宝物・物語(を発掘。発信する)
  • 過ごしの時間・空間(を演出する)

これらを軸にした「つながりをつなぐ」行動をそれぞれが具体的に掲げるということをしてきました。

皆さんそれぞれに、この①~③に関わるところでの「つながりつなぐ」を意識した中でのアクションを遂行してくれました。

そして今期の全社テーマとしては

「地域資源を企画するホテル」

と掲げました。

ホテルを運営する会社であるホロ社ですが、企画をする運営会社へ、、、さらに強固に「地域資源を企画する」ことを自社の強みにしていこうとする意志表明でもあります。

それぞれのセトレのある地域にはそれぞれの地域に潜む、たくさんの宝物(資源)があり、また様々な物語があることは既に皆さんはよくわかっていることだと思います。

そこで、改めてホロ社は、

地域の宝物(モノ)を物語(コト)にしてサービスに変えていく

地域の物語(コト)を宝物(モノ)にして商材に変えていく

そして売っていく!!ことに打ってでよう!!ということです!!

これが、「地域資源を企画する」ということです。

皆さんにとって難しい話ではありません!

既にやっていることも多いです。

この画像にもあるように

現在、レストランで出されている「出逢い」や「恵み」といった料理コースがありますが、それはまさに地域の素材(宝物)を料理メニュー(物語)にしてサービス提供しています。

調理だけでなく、器などにも地域の背景(物語)を商材(宝物)にして物語の精度を高めています。

姫路の奥地で抱える地域の課題(木材活用の必要性)という背景(物語)を入浴木というモノ(宝物)にして館内のサービスやお土産として売っています。

婚礼の引き菓子にもそれぞれの地域の素材を活かした商材を開発して売っています。

少し趣は異なるかもしれませんがGCでは大阪の会員様との活動を被災地の貢献につなげています。

長崎の歴史(という地域資源=物語)を掘り起こし、地元の語り部(これも地域資源=人間宝物)による街歩きというサービスを企画商品として売っています。

生産者さんとの触れ合いを通じたツアーやメニューは既にお馴染みになりました。

途中段階のものでさらに可能性を深め、高めようとしているものもあります。

滋賀の素材をふんだんに活かしたロールケーキを開発し、デザートメニューとしてサービス提供しています、、、が、更にそれを今後、

ギフト等の商品として本格的に量産して売っていくことが出来るのではないか??

各地域でこだわりの珈琲を焙煎する職人さんとコラボしてラウンジなどで豆挽き体験と併せて提供していますが・・・

さらにオリジナル商品をつくって売っていけるのではないか?

セトレ周辺の素敵なスポットをマップにして提供しようとしていますが、品質を高めそのマップそのものが冊子として「売り物」にならないだろうか??

などなど・・・

そしてこれからも・・・

長崎では、コラボしている地域雑誌「楽」さんの世界観やそこで紹介されている地域のスポットを巡るツアーを組んで、

それをセトレが発信するオリジナルサービス(商品)に出来ないだろうか?

今秋開業するセトレでは、県庁や木の産地でもある吉野の木材と職人さんとコラボして大仏さんが座れる椅子をイメージしたオリジナル商品を開発しようとしています。

これは、セトレで導入する椅子ということだけなく、家具として販売できないだろうか?などを画策しようとしています!

地域に根付く職人さんの手技を披露するショールーム(匠室)をつくって、そこで販売だけでなくワークショップなど出来ないだろうか?

繰り返しますが、そのような

地域の宝物(モノ)を物語(コト)にしてサービスに変えていく

地域の物語(コト)を宝物(モノ)にして商材に変えていく

 

そんなことをコンセプトの軸にするのが

「地域資源を企画するホテル」

ここを目指していきたいと思っています。

大事なことは、それらは売れなくては意味がありません!

つくってもそのままにしていたらそれこそ「宝の持ち腐れ」です。

「価値」をしっかり伝え、売っていくことに重心を置くホテル

ホテルはまさに「地域資源のショールーム」(景色・景観だって地域資源です)

宝物や物語が感じられることがセトレの価値の源泉だと思うのです。

ホテルも「泊まる」「食べる」といった生理的、物理的機能を充たすだけの施設では、もはや価値は上がりません。

コンビニやイオンみたいに、どの地域に行っても一緒、、、というのは訪れる人にとっては「安心感」もあるでしょうけど・・・

一方で「そこならでは」の情感を得ることは出来ません。

ホテルもチェーン展開する会社はその傾向になっているように思います。

ホロ社がそこに埋没している場合ではありません!

ホロ社の特徴、、、もっと言えば差別性、競争優位性はきっとそこに切り口があるのだと思っています!

繰り返しになりますが今期は「地域資源を企画するホテル」への本格変貌を目指して皆さんと共に今期1年歩んでいきたいと思っています。